2013年3月28日木曜日

Nyonya Cuisine Class

今度はローカルフード。

コミュニティセンター(公民館?)で開催されているニョニャ料理のクラスに行ってきた。

御年78歳の先生が教えてくださるメニューは、
Nyonya Ayam Buah Keluak と Banana Leaf Huan Kueh。
平たく言えば、ニョニャ風鳥肉とKeluakの実の煮込み、コーン餅のバナナ葉包み。。。的な?


37年間料理を教えてきたという先生

Buah Keluak というのは、インドネシアやマレーシアで取れるナッツのことで
Indonesian Black Nut とも呼ばれる。
形状や大きさがハマグリっぽい感じで、生のままでは毒性があるため
灰やバナナの葉で包んでおいて発酵させてから食べる。
そして、その中身は黒くてねっちょりとしたペースト状となり
香りと見た目は、まるで豆豉か八丁味噌のようになる。
というわけで、この面倒くさい食材は、そこそこ高額な珍味となる。
ローカルのおばちゃん曰く、コレダケデご飯3杯イケルヨ。

中身を取り出した後のナッツの殻
 
ナッツの中身
トウチみたい

このペーストに豚肉のミンチとエビすり身、塩少々を加えてナッツの殻に詰める。
(詰めるのに忙しくて、写真撮れなかった。。)

さて、煮込み用のスパイスは下の写真。
生姜、ニンニク、ターメリック、エシャロット、ドライチリ、レモングラス、
そしてキャンドルナッツという油分の多いナッツにベラチャンと呼ばれるエビのペースト。
これらをフードプロセッサーで砕いてペースト状にする。

これが煮込み用スパイス
で、炒める。


ドロドロになったスパイスを炒める
 
油を足しながら炒める炒める
良い香りがあたりに充満する


鶏肉投入!

タマリンドという酸っぱい実のペーストを水で溶く。


タマリンドペーストを溶かした水

これをさっきのお鍋の中へ。
そして、煮立ったら詰め物をした Keluak の実を入れる。
そして、煮詰める、煮詰める。煮詰める。


完成!
 
 
さて、次はデザート。
Huan Kueh Flour という粉を使う。
どうも緑豆粉のようである。


Green Bean Flour と書いてあった
この製品には既にバニラの風味が足されている
  
 
 

この粉とココナッツミルクと砂糖とクリームコーンを混ぜる。
で、煮詰めると、なんと、お餅みたいに固まってくる。
このべちゃべちゃをバナナの葉で包んで冷蔵庫で冷やし固める。


バナナの葉で包む

バナナの葉って、インドカレーを食べに行くとお皿代わりに使われてたりするのだけれど
改めてゆっくり観察してみると、大きさは違うものの香りも見た目も笹の葉そっくり。
中がモチモチで笹の葉に包まれて、、、となると、チマキですね。


チマキ?
甘くてプルプル、コーンがプチプチ

どっちもかなり美味しかった。
材料のことを考えると
そのまま家庭で作るのはちょっと大変そうだけど、頑張ればできる?

先生てば、他のレシピも他の教室でやってるから来なさい、としつこく言う。
美味しかったから、ちょっと遠いけど行ってみようかな。


2013年3月23日土曜日

Restaurant Week: Garibaldi

お店のプロモーションのため
参加したレストランがお得な統一料金で
特別メニューを提供するというレストランウィーク。

今回は、イタリアンの Garibaldi Italian Restaurant & Bar でランチ。

何度も店の前は通っているのに
誕生日のお祝いに行ったっきり
随分長い間訪れていなかったから、とても楽しみにしてた。

料理2品とデザート、コーヒーか紅茶のセット。

プリモにサーモンのカルパッチョかパンプキンスープ、
セコンドに Pesto のパスタか Reddrum という鱸に似た魚のグリルからのチョイス。
ウェイターにオススメされたので、カルパッチョとグリルを。(魚ばっかし)
追加で白ワインの Gavi di gavi。
デザートはホワイトチョコのムース。


スモークサーモンのカルパッチョ
 モツァレラとアボカド、キャビア?と

Reddrum のグリル キノコソース

ホワイトチョコのムース ベリーソース
 
素材を活かした感じのお料理で、奇をてらってもなく、やっぱり私の好みの味。
トマトっぽい味のついたフォカッチャはしつこかったけど。
お料理と食べるんだから塩味でいいのに、と思った。
それと、パスタもちょっと味見したかった。。。お腹はいっぱいだったけどね。

ところで、隣の団体客が食べていたのは、Oyster Platter!
レストランウィーク用メニューではないけれど
美味しそうだったらありゃしない。
今度は、生牡蠣行くぞ!

2013年3月17日日曜日

Wrapped up in Yoga

ヨガ週間は続く。

土曜日から4日間は
東京にスタジオを持つネパール人の Nirmal 氏の workshop へ。
アーユルヴェーダの考えを元にした Nirmal (サンスクリット語で「静水」) Yoga。
私が受けたYTTを監修しているインドの大学のものに近い感じ。

日本やここシンガポールのヨガって、アメリカ経由で入ってきたヨガが多くて
考え方やアプローチの仕方が少し違う。
そもそもヨガ自体、星の数ほど派があるし
しかも先生によってまたチョットずつ違ったりする。
結局、学校のテストみたいな明確な正解なんかはなくて
それぞれが、経験と知識で選択していくしかないってことよね。
だったら、井の中の蛙状態から抜け出るためには、選択するための幅を広げなくては。
それって、ヨガに限らないことだけど。


うーん、人生なかなか難しい。


最初の2日間は、Nirmal Yoga の全容を噛み砕いて体験。
基本的な考え方から(Yoga Sutra についても軽く触れた)
呼吸法(Pranayama)、アサナ(Asana)、そして軽く瞑想(Dhāraṇā...?)。
食事、心の持ち方などなど。 

因みに、ヨガセラピーのグループワーク中
立ち姿勢で指摘された事があったのだけど
Nirmal 先生、すぐに気付いてアジャストに来てくれた。
今までクラスで直されたことなんかなかったから
数日前までは自分でも気付いてなかったのに。

なんだか、ここのところ毎日いろいろありすぎて
時間の経つのが早いような遅いような・・・。

2013年3月15日金曜日

Yoga Therapy: Day 8-10

8日目。

この日は専ら、クライアントの対処法について。
どうすれば効果的に治療を行うことができるか。

そして、Moon Salutation を取り入れたAsana の実習。


9日目。

実際に先生が関わったクライアントの事例を使ってのケーススタディ。
2人ずつに分かれて、それぞれ考えた療法を発表して考察。


最終日。

クラスメートが実際に抱えている問題をみんなで考察。
さらなるケーススタディ。
脳を活性させるテクニック。
事業としてのセラピーについて。

そして、総括。

ヨガ=unite という言葉通り
肉体・外面だけでなく精神・内面、
そして、生活習慣を含めて総合的に治療を行い、
人が持っている能力を最大限に引き出す手助けをする、
というのが、ヨガセラピーだと。

医療システムだけではカバー仕切れないトコロに
広い視野を持って丁寧に向き合っていくことでみんなが幸せになれれば
やっぱりそれはとっても素晴らしいことだと思う。




それにしても、濃い日々でした。
ただでさえよく解らないことを外国語で理解するのはやっぱり結構ハードで
(しかも期間中にイタリア語のレッスンが三回もあって混乱が最大!)
疲労が溜まってくると、内容を消化するのに時間がかかるようになり
だんだんと口数も減ってきて、クラスメート達に寡黙な人だと思われたりしたけど
色んなことを考えて、知って、学んで、充実した二週間だったと。

ところで、講習が終わってからたまたま友達と会うことになって
日本語の環境に戻ってホッとした途端、口がスルスル動き出した自分に驚いた。
そういえば、ここ最近、ほとんど日本語を口にしてなかった。。。

まだまだ修行が足りんなーと思うのでした。




2013年3月12日火曜日

Yoga Therapy: Day 6-7

週末は、でっかいFish Head Curry やら、ラムソーセージやら
ビールやら梅酒やら、とてもYogiとは思えない食生活で過ごす。
絵を描きに行って、美味しい中華も食べて、気持ちもリフレッシュ!


というわけで、6日目。

引き続き呼吸法の理論と練習。
秒数を数えて黙々とやってたけど
随分長いなあと思っていたら、45分間もやってたらしい。
まさかそんなに経っていたとは!
人の時間の感覚って不思議なもんだ。

休憩の後は、脳について。
大昔、学校でやったなあ、と思うのだけれど
ここでもやっぱり英語がわからない。
視床下部:Hypothalamus とか。。。ひょー。

それにしても、ヒトの身体って、変よね。


7日目。

はい、また朝から Ashtanga 。
最後までやらずに、今日は色んな逆立ちの練習。
色んな練習法を通して、生徒への教え方を考察。

やー、今日も汗だく。
実は私、シンガポーに来る前は
チョー冷え性で低体温で、岩盤浴に行ってもほとんど汗をかかない人でした。
その私が、今やタオルが絞れるくらいの汗をかくようになり
冬に日本に帰っても、足元が冷えにくくなった。
南国の気候のせいなのか、はたまたヨガのおかげなのかは不明。
どっちにしろ、元気になったのは間違いない。

休憩の後の講義のテーマは、病気はどこから来るのか。
うーん、深い。

そして、数件のケーススタディ。
終盤に近づいてきて、内容がどんどん濃くなってきた感じ。
無事終えられるのか??

因みに、休憩時間にみんながこんな話をしてた。

「ここんとこずっとお酒を飲んでないの!昨夜、外食した時に旦那が『こりゃ、うまいマルガリータだ!』って言ってたけど我慢したの!」「私も飲んでないわよ!」「僕だって。まあ、普段から飲まないけどね。」
。。。。もちろん、沈黙しておきました。
でも、梅酒は身体にいいんだもん。。。。。。。。。



2013年3月9日土曜日

Yoga Therapy: Day 3-5

さて、早3日目。

この日は、肩や骨盤、膝の位置などが悪い姿勢、
または脊椎が湾曲してしまっている人に有効なアサナと
アジャストの方法から始まった。
生徒同士でお互いにアジャストしながらの講義。

その後は、リンパ系器官についての講義。
そう言えば、リンパ器官って意外とわかっていないもんだ。
T細胞とかB細胞とか、聞いたことはあったような。。。

その後は、実際に患者だった人のレントゲン写真を見て
椎間板ヘルニアについての理解。

やっぱり難しい、臓器の英語。。


4日目。

セラピーとはいったいどういうことか、
どういうアプローチをすべきか
ヨガの論理からの考察について。
うーん、これもまた禅問答のようで難しい。
サンスクリット語の用語が、バンバン飛び交う中、
きっと私の目はクエスチョンマークと化してたはず。
しかも、朝から腹痛、前日の送別会で食べたもののせい?

約1時間半のホールドがやたらに長い超ハードなアサナ。
ヘッドスタンド15分間とか、トリコナサナ左右5分間ずつとか。。
最後には全員がヘトヘト。
私なんか、腹痛で力が入らなくて水分不足で吐き気がしそうだった。

。。。。どうも先生には考えがあったらしい。
何考えながらやってた?って。
キツイと思いながら、みんながやってるからって我慢してやったでしょ?って。
それでいいの?って。
ああ、してやられた。ああ。。

休憩の後は、プラナヤマとムードラについて。
代表的な病気に有効な呼吸法の講義。
そして、その他の病気については宿題。


5日目。

メディテーション。
その定義とテクニックについて。
Active meditation なるものを体験。
前日から体調の悪かった私、かなり気分が悪くなってしまった。。

食欲もなく、フラフラのまま午後の講義へ。
色々な呼吸法とその効果について。

連日の慣れない講義と、
普段のオケイコとお付き合いを両立させるのは
思ったよりもハード。
ヘロヘロになりながらも
この日も、作ったデザートを手に
友人宅へパーティーに出かけ、プールではしゃぎ、お酒を飲み、食べ。。。

今日も友人からお誘いがあったけど
さすがにもう無理。

まだ来週5日間あるんだけど。。
大丈夫か、私。

2013年3月5日火曜日

Yoga Therapy: Day 2

さて、二日目。
既に気の緩みが。。

夜明け前にザーーっと雨が降って夜明けが遅かったせいで?
ベッドから出られたのは、ギリギリの時間。
バス停に着いた途端にバスが来たから間に合ったからよかったものの
昨日より10分も遅く家を出た。

なにか興奮状態なのか、なかなか寝付けないせいだ。
むむむ。

今日は5時間、レクチャーだった。
身体に流れるエネルギーの話と昨日の続きで骨格と姿勢について。
エネルギーの話は、いろいろ目からウロコ状態で
聞いていて面白かったし為になったと思う。
それにしても、解剖学の言葉が難しくて覚えられない。。。
辞書で調べても、その日本語さえ解らないものがいっぱいという有様。
例えば、肩甲骨=Scapulae。Shoulder blades でいいのにー。

それでは眠いので、昼寝でもします。。。。。。。



2013年3月4日月曜日

Yoga Therapy

1年くらい前、Teacher Training Course を受けていろいろ勉強したけれど
あれからいろいろあって
本当にヨガにそんなに素晴らしい効果があるのならば
医療に携わるのは難しいけれど
少しでも悩んでいる人のチカラになるのであれば
そんなにステキことはナイジャナイカ

というわけで
今日から2週間 Yoga Therapy のコースを受けることにした。
全米ヨガアライアンスの 500時間コース(RYT500)の受講者に混じってのクラス。
つまり、RYT500 のカリキュラムの一部になっている。

生徒のうち何人かは既に先生として教えている人たち、
そして、何人かはこれを受けるために海外から来ている人たち。
RYT500 を教えているスタジオは、そう多くはないということ。

Yoga Therapy とは、ヨガを通して、病気の本当の原因に働きかけることで、病気で悩む人々に副作用のない治療を行うというもの。
実際、生徒さんの1人は、糖尿病をヨガで克服したと言っていた。


さて、クラスは朝 7:30 から始まる。
7時にならないと夜が明けないシンガポーで、メッポウ朝に弱い私が 6:30 起き。
やればできるもんだ!

自己紹介とイントロダクション、軽いストレッチの後は、
いきなり、アシュタンガ・プライマリー・シリーズ。
朝っぱらから、汗だく。。。

隣では、RYT200 (先生になるための最初の200時間コース)の生徒さんたち。
中にはついて来れずに休んでる人もいた。
ああ、私も1年前だったらムリだったかもしれない。
そう考えたら、この1年で結構強くなったのかも。
毎朝やるわけじゃないのよ、と聞いてホッ。

そのあとは、少しプラナヤマ(呼吸法)をやって休憩。

休憩後は、人の身体に関してのレクチャー。

今日は、骨と姿勢について。
RYT500 の生徒さんたちは、これまでの講習で習ったのか
骨の名前をずいぶん良く知ってる。
ただでさえ詳しくは知らないのに、英語で何というのかなんてさっぱり。。
でも、「名前なんかより、どういう働きがあるのか、どう動くのかがわかればいいのよ」
と先生に言われて少しほっとする。
ともかく、終始なごやかで楽しかった。




さて、明日もついていけるように頑張らねば。

てか、早起きしなきゃねーー。