AYURVEDA における宝石や色

ヨガ哲学と深い関係性をもつインド伝統医療であるアーユルヴェーダにおいて、
宝石や貴金属は、惑星のバランスを取ったり、
生命力に直接働きかけるものとして利用されています。
良いエネルギーと悪いエネルギーのどちらをも引きよせたり掃ったりする力をもち、
ジュエリーとして身につけたり、身体に近いところに置くことで、
そうした宝石の癒しのエネルギーを受けることができます。

色彩もまた、異なるエネルギーのバイブレーションが
目や皮膚を通して、癒しの効果をもつといわれています。



 ■ 各ドーシャ(体質)のための宝石と色
   (ドーシャについては下記の「プラクリティについて」を参考にしてみてください)

 ヴァータ体質 
  エメラルド、ジェード、ペリドット、イエロー・サファイヤ、トパーズ、ガーネット、ルビー
  赤、オレンジ、黄色、白。黒、茶、灰色は避ける。

 ピッタ体質
  ムーンストーン、水晶、エメラルド、ジェード、真珠、ペリドット、ブルー・サファイヤ
  白、青、緑。 黒や強い色は避ける。

 カパ体質
  ガーネット、ルビー、ブルー・サファイヤ、アメジスト
  赤、紫、金、黄色。 淡い青、緑、ピンクは避ける。 黒、茶、灰色もよい。


 白 ・・・ 適切に使えば白は浄化作用があるが、
       何日間も全身を白で覆うなどすると自尊心が高まりすぎる。

 黒 ・・・ 使いすぎるとネガティブなエネルギーが引き寄せられ、怒りや憎しみが増える。


■ Ayurveda に基づいた誕生月ごとの宝石

1月 ガーネット
2月 アメジスト
3月 ブラッドストーン
4月 ダイヤモンド (水晶、ジルコン)
5月 アゲート
6月 真珠 (ムーンストーン)
7月 ルビー (ガーネット)
8月 サファイヤ (アメジスト)
9月 ムーンストーン
10月 オパール
11月 トパーズ (シトリン)
12月 ルビー (ガーネット)


■ プラクリティについて

アーユルヴェーダにおいて生まれつきの体質をプラクリティといい、ヴァータ、ピッタ、カパと3つのドーシャに影響されています。単一のドーシャの影響下である場合は少なく、ふたつ、あるいは三つが混合しているのが普通です。
ドーシャを適切に見極めるには時間をかけて、いろいろな方法で行うべきなのですが、だいたいの性質は以下の通りです。

ヴァータ: 痩せて、骨格が細い。髪、爪、肌が乾燥している。話し方、考え方、動きがはやい。
       熱心で想像力に富み、感覚的で実際的ではない。飲み込みが早く、忘れやすい。
       心配性で気分が変わりやすい。寒さを嫌い太陽を好む。疲れやすい。
       空腹になりやすい。変化や旅を好む。歯ごたえのある塩っぽいものが好き。散財する。

ピッタ:  中肉中背。筋肉が発達している。白髪になりやすい。色白かそばかすがある。
      鋭い眼つき。率直に話す。自信があり精神的に強い、アグレッシブ。
      知性があり洞察に優れ野心家である。
      リーダー、まとめ役、理想主義、ブレインストームをする。計画性があり自制心がある。
      怒りっぽく批判的。暑さに弱い。身体的、精神的な問題を楽しむ。
      食事(特に昼食)を抜くことが嫌い。
      スパイシーで油っこい食べ物、アイスクリームが好き。贅沢品にお金を使う。

カパ:   体格がよく力強い。つやつやした髪、大きくエキゾチックな見かけ。
      優雅でゆったりしている。辛抱強く共感があり、誠実でおだやか。記憶力に優れている。
      鈍くなりがち、強欲になったり物を溜め込みやすい。眠ることが好き。不快な環境を嫌う。
      信頼のおける働き者。グルメであり、様々な快適性を楽しむ。自らの居場所を好む。
      甘く粘りのある、クリーミーな食べものが好き。お金を貯めるのがうまく気前が良い。