2011年8月31日水曜日

Weekend Trip 2

さて、Banyan Tree Spa でマッサージを夕食後に予約してしまったので、
あまり重たい夕食はまずい、でもたまの外食、美味しいものは食べたい。

と、目に入った Osteria Mozza というイタリアンに入った。
予約客が来るので1時間しかいられないといわれるが了解して席に案内された。
すぐに来たウェイターが勧めてくれたのはひとり128ドルのコース。1時間で食べられるのか?
なぜか American Rock が鳴り響く店内。
結局、Antipasto に蛸のグリル、Primo にリコッタのニョッキ、
Secondo は鱸のグリルとリブのワイン煮を二皿とった。
旦那は Moretti のビール、私は炭酸水(マッサージ前ゆえ)。
店のサービスです、とチップスにリコッタとバジル・トマトペースト添え。美味しい。

さて、料理が出て来てみると、あらら値段の割りに意外と量が少ない。
でも、ちょっと塩が強すぎたけれど、味は美味しい。火加減は絶妙。

ニョッキ キノコソース
リブ


私はこれで後デザートでも食べれば満足、というところだったけれど、
旦那は物足りなかったみたい。
Cold Storage (地元のスーパー)でおやつを買って部屋に戻り、ビールを開けて飲み始めた。

さて私は、SPAへ♪

ここからがまた大変。Spa は隣のタワーの55階。
まず22階に行き、高層階用エレベーターに乗り換えて55階へ。
そこから57階行きのエレベーターに乗り換え、プールデッキで隣のタワーに移動。
エレベーターで55階に降りる。まるで迷路である。
しかも、夕食に出かける人、帰って来た人で、
エレベーターが何回も止まるもんだからなかなかたどり着かない。

やっと Spa に到着して受付をすませ、後は至福の2時間。
フットバス・ボディスクラブ・ボディオイルマッサージ・フェイスマッサージのフルコース。
仕上げは、レモングラス・ティーにヨーグルトのかかったフルーツ。



すっかり夜も更けた。
あとは寝るだけ。。。なのだけど、また例の迷路を戻らなければならない、
眠い眼をこすりながら、夜更けになっても多い人の流れに逆らって歩くのであった。

(続く)

2011年8月30日火曜日

Weekend Trip 1

選挙の振替休日と public holiday で突如4連休になった私達。
実は、去年の10月に Kuala Lumpur に出かけたきり、どこにも遊びに行けていない。
日本では、GW だのお盆だの年末年始だのとあちこち旅行に出かけていたのに
この1年半、一回しか休暇らしい休暇を取れなかったから。

慌てて調べてみたものの、時すでに遅し、どこも一杯でまずフライトが取れない。
近くのビンタン島でさえフェリーが満席。
さてどうしたものかと悩んだ末、そうだ、あそこに行こう!と決めたのが Marina Bay Sands
ええ、ええ、うちから見えるくらい近所ですよ。
でも、外泊するっていうだけでちょっとした旅行気分になれるんじゃないか、と。




というわけで、行ってきました、あのプール。

なぜか初めて Sky Park に行った時みたいな感動がなかった。
胸の高さまで壁があるせいか怖さもあまり感じなかったし。

でも、とにかく「あのプールで泳ぐ」という目標達成!










微妙な曇り空のおかげで
暑過ぎず、涼しすぎずでよかったのだけど
夕方くらいから宿泊客が増えてきて、
プールが子供だらけになってしまった。
ああ、せっかくのホテルが
ただの市民プールのようになってしまった。
Adult Only と書かれたエリアも、
すっかり無法地帯と化してしまっていた。
ゆっくり本も読めやしない。。。



さて、部屋は結構広くて、インテリアのセンスもまあまあよかったけど
旦那いわく「無駄に広い」(苦笑)
もう少しソファが大きければバランスがいいのに、とは思った。


電動カーテンに、抜き取ったら自動課金される冷蔵庫。
TWGの紅茶が置いてあるのはいいけれど、マグカップがひとつしかない。
アメニティグッズがイマイチ。
ホテル内の案内が中途半端(レストランとかプールの営業時間が書いてないとか。)
それに、まあ3棟もあるホテルの上にあの船の形のデッキが載ってるわけで
エレベーターとか、建物内が複雑!
今回は、どうせいつも25階から眺めてるんだからそんなに高層でなくていいでしょ、と
リーズナブルな部屋に泊まったのだけど
例えば低層から57階のプールに行くのに、
まず22階で低層階用エレベータと高層階用エレベータを乗り継ぎ55階に行く。
そこからやっとセキュリティを通って57階へ行くエレベータに乗れる。
タワー間の移動は、1階か57階のデッキでしかできない。いいのか悪いのか。
まあ、高層のいいお部屋に泊まれば不便もなく、設備もいいのかもしれないけれど。

まだ8月で日本人の観光客も多く、ホリデイシーズンの週末でもあり、あたりはかなり混雑していた。
ホテル内のレストランもロビーも、人でごった返していて、とても落ち着ける様子ではない。
ので、夕食はショッピング・モールの方に行くことにした。
(次回に続く)

2011年8月25日木曜日

Election Brings Consecutive Holidays

日本では民主党代表選が間もなく行われるが、Hungry Ghost の煙が立ちこめ mooncake 商戦が始まり lantern の灯が街中にともり始めたこの熱帯では、この土曜日になんと「18年ぶり」に大統領選挙が行われる。
下のニュースが伝えているように、この18年間候補者がひとりしかいなかったということ。
また聞くところによれば、この国での投票はコンピュータを使ったオンライン投票らしいのだけど、投票するときに各個人のIDを入力して投票するらしい。あれ?なんかおかしくない?

今日、うちのポストにもこんなリーフレットが。

このタン・チェンボック氏、元国会議員でお医者さんらしい。
この人を含めて4人の候補者全員タン氏という解り難いことになっていてちょっと笑える。
曰く「移民政策への顕著な不満という現在の政治的空気の中では、シンガポール人第一というテーマが選挙戦の鍵になる」
 確かに肉体労働や飲食店など外国人の流入が激しく、それが物価高騰の原因だという声もあるけれど、いったいこの学歴重視の国で誰がそんな仕事をしたがるというんだろう。
このあたりは日本や他の先進国と同じ事情のように見える。

というか、選挙の結果、移民ではないにしても外国人として住みにくくなると困るなぁーと思う。
ところで、選挙日はいつも土曜日なんだけど、なぜか旦那の会社は翌週の月曜を振り替え休日にしている。選挙は国民の義務だから休みを返上してでも投票に行かなければならないから、らしい。
で、たまたま火曜日が Hari Raya Puasa といってムスリムのラマダン明けの祭日がある。

というわけで、なんと土曜から4連休。

まあ、こんな感じです。


<記事抜粋>
時事ドットコム:有権者投票で18年ぶり選出へ=シンガポール大統領選

2011年8月23日火曜日

Salome

マリーナベイにあるドリアンの形をした建物 Esplanade Theatre サロメのオペラを観にいってきた。リヒャルト・シュトラウスの作品で、ドイツ語。英語と中国語で台詞の訳がスクリーンで映し出されていたので何とか話についていけたが、もともとは新約聖書の有名な話だ。

たった1幕のオペラのせいか、値段も比較的リーズナブルだったし、あっという間だった。
サロメったら、最後は裸になってしまう踊りを踊ったり、王に向かって地団太を踏んだり、血のりの付いた生首を抱きかかえて歌ったり、まあなかなか怖かった。
個人的には、ヨハナーン役の歌手の声が好きだったなぁ。

この狭いシンガポール、たまにはお洒落をしてこんな風におでかけでもしないと、ね。

2011年8月19日金曜日

Mi Piace L'italiano

事情があって約半年中断していたイタリア語を、先週から再開した。
昼間のコースがなくて夜6時半からのクラス。
土曜日の朝の前のクラスはなぜか外国人が多かったけれど、今回は仕事帰りのローカルがほとんど。
イタリア語をやろうなんて人はやっぱり語学が好きみたいで、
中国語はもちろんマレー語、日本語や韓国語を話せる人もいて結構ユニーク。
なんとなくだらだらと続けてきてしまっていろんな文法を勉強してきたけれど、
なかなかイタリア語は深い、またまた新しい活用を覚えなくちゃならない。
でも、なんだろう、やっぱりイタリア語の響きは耳に心地がよくて、
先生が話すのを聞いてるだけで幸せな気分になってくる。
本当に不思議な言葉。

ところで募集していたコースのスケジュールを確認して申し込んだはずなのに、
断りも無く違う曜日に変更されていて、そんなことなんてまるでなかったみたいに、
数日前になってしれっとメールが送られてきた。まあ、どうせ暇だからいいんだけれど。
で、始まってみると、
担任の先生が Ferragosto(聖母被天昇の祭日)で来週から3週間も帰国するから
別の日に振り替えてくれ、という。
みんな先のことはわからないから、また先生が帰ってきてから決めましょーということになった。
まあ、万事こんな風だ。
私もあまりきっちりしている方では全然ないのだけれど、
やっぱりニホンジンなんだね、あれれと思うことがまだまだ多いです。

2011年8月14日日曜日

Being an Expat Wife

Singaporeは、日本人にとって比較的住みやすい国だと思う。

まず、治安がいい。”Low crime doesn't mean no crime” という標語さえある。
世界中から様々な国籍の人が来ているので、自分だけが違うという心配がない。
大部分を占めるのが中国系、よく似た顔つきなので周りから浮きにくい。
(それでもなぜかぱっと見て日本人だとわかる。ちなみに私はいつも日本人に見られない、ハハハ)
何だかんだ言っても世界の他の地域と比べて、中国と日本の文化は似ているところが多いので馴染みやすい。

それに、約5万人もの日本人が居るので、何かと便利なことが多い。
日本の食料品や書籍も、少々値が張るものの贅沢を言わなければ充分手に入る。
そういう日本からの輸入品は別として、だいたい日本より物価が若干安い(公共交通機関はかなり安い!)。
日本との時差は一時間。飛行機で7時間程度だから、午前中に出発すればその日の夕方には到着する。

そのほか、匂いはあるけど水道水が飲める。とか、日本と同じ、車両は左側通行などなど。

というわけで、私の場合、
1年以上住んで友達もできて土地勘もついてくると
外国に居るという感覚すら鈍ってきてしまった。

日本にいたころとほぼ変わらない食事をし、オケイコに通い、
たまに日本人の友人と会っておしゃべりをする。
休日には、旦那と二人で買い物や食事に行ったり、ゆっくり過ごしたりする。
何もかもが、普通に見えてくる。

プラス、赴任ということで会社からはいろんな手当てが出たりするし、
日本では考えられないような便利な場所のプール付コンドミニアムに住めたりする。
日本人のあまりいないエリアに住んでいるので、面倒な付き合いもない。

そんなときにふと、外国人であるが故の不自由さに気付かされたり、
日本人コミュニティの狭さに気付かされたり、
はたまた、そもそもここに居るのはオットの仕事のためであり
私はただサポートするためだけの存在だと気付かされる。

自分の日本の銀行口座から引き出すATMもない。
”Dependant Pass” というのが、私に与えられた visa なんだけれど、
そう、文字通り旦那に頼らないとこの国では生きていけないってこと。
これまで少なくとも自分のお小遣いくらいは自分で稼いできた私にとって
これって結構ストレスになる。

というわけで、ストレスを感じないように、あまり考えないようにするしかない。
毎日、楽しく遊んで暮らせて、何の不自由があるものか。
そう思えばいいんだよね、あと数年の期間限定休暇だと。
帰国後、社会復帰できるかどうか、社会が受け入れてくれるかどうかが問題だけど。
ねえ?