2017年3月27日月曜日

みっつのことば

まったく畑違いの学部を卒業してすぐ
海外不動産に携わることになった私ですが
20代半ばでなーんとなく始めた英語の勉強を
30過ぎて退職してからもうちょっとまじめにやり始めたわけです。

そうこうしているうちに、なーんとなく翻訳に興味がわいてきて
翻訳学校に行きだしたのは、実は社内翻訳の仕事が決まってからという
なんとも後付けな感じなわけですが、その時すでに30代後半でした。
(まあ、なんでも10年もやりゃあ何かにはなるって証拠かな)

そんなころ、翻訳学校で日英(日本語を英語に訳す方)をみっちり教えて頂いた先生が
教鞭をとっておられた大学をなんと退官されるとのことでパーティに行ってまいりました。


シンガポーに行く前までお世話になっていたので、かれこれ7年ほどご無沙汰してましたが
以前とお変わりなくお元気でエネルギッシュかつ暖かいオーラを持っておられました。
「先生」という人種はほんとうにすごいといつも思うのだけれど
大勢の、本当に数えきれないほど大勢の生徒たちを見てきたはずなのに
必ず生徒ひとりひとりを覚えておられる。
私なんか、ええっと誰だっけか?なんてことしょっちゅうなのに
お会いした瞬間に「ああ!ひさしぶりね!ええっとどこか外国に行ってたんじゃなかったっけ?」


ばれてます。

帰国して早3年近く、まったくご連絡もしておりませんでした。はああ・・・




退官に際し、今までの功績などをスライドで上映されましたが
それにしてもなんともはや、すごいお方でいらっしゃいます。

まあ、私はと言えば、
最近はめったに行くことのない高級ホテルの料理とワインを必死でがっついているくらいで・・・



で、最後にされた先生のスピーチがあまりにも素敵すぎたので、
今日の自分のヨガクラスでもみんなにシェアしちゃいました。

それが以下のみっつのことばです。



Bloom where you are planted.
植えられた場所で花を咲かせなさい

つまり、与えられた環境で最善を尽くしなさいということ。
全くもってヨガ哲学そのものではないですか!
結構有名な言葉ですが、その出所はわからないようです。



どうしようか迷ったときは行動しなさい
If you cannot decide, do it.

行動しなかったことで悔やむより行動して悩んだ方がましということ。
そして先生は、この言葉を自分が迷っていた時にご主人からもらった、
そしてお姑さんにもサポートしてもらったと感謝されていました。
周囲の支えなしでは人は十分に生きられない。



失敗は存在しない
You never fail.

あるとすればそれは失敗した時点でやめているから。
成功するまで続けなさい、と。
かなりの意思力が必要だけれど、結局これが必要なんだなと。

なかなか実践できないかもしれないけれど、
ちゃんと姿勢を正して生きて行こうと(パンナコッタを食べながら)思ったのでした。




ちなみに、ある大学は退官されますが、現役はまったくもって退かれません。
これまでと同様に、教鞭も研究も論文発表も続けて行かれるそうです!

素晴らしい!!

La vita e bella!!



2017年3月15日水曜日

アーユルヴェーダのお薬 その後<デトックス>

さて、インドから帰ってきてそろそろ1か月。

帰ってきた直後は、心も安定して穏やか、何をするにも緊張が解けた状態だったのが、さすがにその効果も薄れてきたようで、毎日の忙しい時間に追われている感覚が少しずつ戻ってきた。
そろそろまたデトックスの時期。

現地のアーユルヴェーダ医師に処方されたお薬で、
一か月に一回ペースでやるように言われたのが Virechana と呼ばれるデトックス法。
自然のハーブやオイルで作られた下剤をお白湯と一緒に飲んで、腸をきれいにする。


ハーブの入ったヒマシ油


この瓶の半分のオイルとコップ一杯のお白湯を、夕食後(30分以上)に飲む。





・・・・これが、激マズ!オエオエっ





だいたい油を飲むということがしんどいのに、ハーブのせいで匂いが凄くなっていて。
でも、身体のため、と思って涙をこらえて飲み込む。
口の中や唇にまとわりつく油をお白湯で流し込む。
ときどき、その匂いでまた吐き気が・・・


そして、その後お白湯を何杯も飲み続け・・・


前回同様、また耐えられずに吐いてしまったけれど、ほとんどが胃酸な感じで。
インドでは、寝る前にお腹が何度も痛くなってトイレに行くことになったけれど
今回は朝までゆっくり寝てから始まり、痛みもほとんどなく。
もしかしたら、前回は少し便秘ぎみだったからかもしれない。

朝起きてからも、出た分なのか喉がやたら渇き、お白湯を飲み続け・・・
腸の動きが収まって落ち着いてきたら終わり。

Virechana をした後は、内臓が過敏になっているので、
食事は消化のよいものを摂り、疲れた身体を休めるようにするのが基本。
そこで、食べるのが Khichdi というおかゆ。


バスマティ米とムング豆のおかゆ


このおかゆは基本的に、バスマティ米(細長くうるち米よりもさらっとしていて柔らかい)と、
ひきわりしたムング豆をターメリックとクミン、ギー(精製バター)を加えて作ったもの。
シンガポーでのヨガセラピーお勉強中にも、何度も作って患者さんに食べてもらったり
自分たちで食べたりしてました。


朝と昼はこんな感じで過ごし、夕食から少しずつ普通の食事に戻していく。
というわけで、今日はケララの海を思い出しながらゆっくりしときます。








2017年3月12日日曜日

アーユルヴェーダのお薬

インドから帰ってきてはや3週間。
体調はすこぶる良く、アトピーも花粉症も今のところ落ち着いてる。

会う人会う人に「一皮むけたみたい」と言われたり。
月に一回ほど通っているエステでも
「今日は肌の浸透力がすごい。ごわつきもないし、
化粧水も美容液もすうっと入っていく!」と。

やっぱり、身体の悪いもの(精神面も含めて)が流れて出て行ったのかしらん。


ところで、トリートメント中に使っていた薬の一部を
ドクターに処方してもらい買ってきたのがこれ↓






左端の「777OIL」 は、ココナツオイルがベースの肌の炎症を抑えるオイル。
ココナツオイルなので、寒い今の時期は固形になってしまっているので、
広口の瓶に入れ替えて手のひらで温めて溶かしながら使っています。
このオイルの使い方は少し変わっていて、
朝に炎症部分に塗ったあと日光に30分あたると効果が増すとのこと。
まだ寒いのでもうちょっと暖かくなったら日光浴してみようかなと。
それと、保湿用のクリームが「Psorolin」。夜にオイルの上から塗ります。
どちらも、米国のAmazonで入手できそう。


真ん中の箱「PSORA」は飲み薬で、
TriphalaやNeemなどいろんなアーユルヴェーダハーブが入った肌のお薬。
朝食と夕食後に2粒づつ飲んでいるけれど、
どうもこれでお通じがよくなっている感じ。
続けて飲んでいたら胃酸過多気味になったので、
ときどきやめてみたりしているけれど、通常は2,3か月は続けて飲んでいい様子。

右側の瓶は、Virechanam(腸洗浄)用のオイルで、
月に一度行うようドクターに言われました。早い話が下剤、、、。
軽い夕食を摂った後、お白湯とともに飲み、寝るまでずっとお白湯を飲み続けて
腸内のありとあらゆるものを出しちゃうのだ。
トリートメントの3日目に飲んだときは、
夜中と早朝にお通じがあり(絞られるような腹痛と吐き気)
たっぷり飲んだお白湯が最後はクリアな状態で出てくる。

翌日の食事はおかゆなど消化のよいものを摂るように指示されて
身体はかなりだるくなったのに、買い物にでかけて余計にしんどくなった。
・・・けれど、そのあと本当にすっきり。


数か月分お薬があるので、どうなっていくのか楽しみー。