海外不動産に携わることになった私ですが
20代半ばでなーんとなく始めた英語の勉強を
30過ぎて退職してからもうちょっとまじめにやり始めたわけです。
そうこうしているうちに、なーんとなく翻訳に興味がわいてきて
翻訳学校に行きだしたのは、実は社内翻訳の仕事が決まってからという
なんとも後付けな感じなわけですが、その時すでに30代後半でした。
(まあ、なんでも10年もやりゃあ何かにはなるって証拠かな)
そんなころ、翻訳学校で日英(日本語を英語に訳す方)をみっちり教えて頂いた先生が
教鞭をとっておられた大学をなんと退官されるとのことでパーティに行ってまいりました。
シンガポーに行く前までお世話になっていたので、かれこれ7年ほどご無沙汰してましたが
以前とお変わりなくお元気でエネルギッシュかつ暖かいオーラを持っておられました。
「先生」という人種はほんとうにすごいといつも思うのだけれど
大勢の、本当に数えきれないほど大勢の生徒たちを見てきたはずなのに
必ず生徒ひとりひとりを覚えておられる。
私なんか、ええっと誰だっけか?なんてことしょっちゅうなのに
お会いした瞬間に「ああ!ひさしぶりね!ええっとどこか外国に行ってたんじゃなかったっけ?」
ばれてます。
帰国して早3年近く、まったくご連絡もしておりませんでした。はああ・・・
退官に際し、今までの功績などをスライドで上映されましたが
それにしてもなんともはや、すごいお方でいらっしゃいます。
まあ、私はと言えば、
最近はめったに行くことのない高級ホテルの料理とワインを必死でがっついているくらいで・・・
で、最後にされた先生のスピーチがあまりにも素敵すぎたので、
今日の自分のヨガクラスでもみんなにシェアしちゃいました。
それが以下のみっつのことばです。
Bloom where you are planted.
植えられた場所で花を咲かせなさい
つまり、与えられた環境で最善を尽くしなさいということ。
全くもってヨガ哲学そのものではないですか!
結構有名な言葉ですが、その出所はわからないようです。
どうしようか迷ったときは行動しなさい
If you cannot decide, do it.
行動しなかったことで悔やむより行動して悩んだ方がましということ。
そして先生は、この言葉を自分が迷っていた時にご主人からもらった、
そしてお姑さんにもサポートしてもらったと感謝されていました。
周囲の支えなしでは人は十分に生きられない。
失敗は存在しない
You never fail.
あるとすればそれは失敗した時点でやめているから。
成功するまで続けなさい、と。
かなりの意思力が必要だけれど、結局これが必要なんだなと。
なかなか実践できないかもしれないけれど、
ちゃんと姿勢を正して生きて行こうと(パンナコッタを食べながら)思ったのでした。
ちなみに、ある大学は退官されますが、現役はまったくもって退かれません。
これまでと同様に、教鞭も研究も論文発表も続けて行かれるそうです!
素晴らしい!!
La vita e bella!!