日本ではお盆が始まるちょっと前、
シンガポールではNational Day と Hari Raya が週末にかかって4連休になった。
となると、この狭い人だらけの国から脱出!
で、久しぶりのダイビングをしに、Manadoへ。
日本でも、チラッとマナドの海の噂は雑誌なんかで見ていたけど
なかなか日本からは遠くて大変だから
よし!今でしょ、的に決めた。
フライトと祭日と旦那の都合で決めた日程だったけれど
どうしても泊まりたかった宿が初日だけ取れず。
ので、一泊だけよその、でも星3つの宿に予約を入れた。
さて、チャンギ空港から約3時間、インドネシアはマナドに到着。
いったい何しに来たのか、年配の団体客が多かった。
ビザのお金を払って入国、空港からタクシーでホテルまで。
エアコン無し。
でも、窓を開けていれば結構涼しい。やっぱり森があると涼しいんだ。
やがて道はすぐに舗装が剥がれたガタガタの山道になる。
周りは、ジャングル。時々、ノーヘルのバイクが通り過ぎる。
牛がいる。鶏がいる。
トタン屋根で土間の平屋とキリスト教の教会があちこちに。
マナドはキリスト教徒が多いので、比較的安全なのだと誰かが言ってた。
うーーん、なんとも自然いっぱいのところだ。
空港から約30分で、ホテル到着。
レセプションの対応はよくて、プールも庭も部屋もまあ悪くはない感じ。
ドライヤーはないし、金庫の電池は切れてたけど。
宿泊客は、西洋人も意外と多く、それより目立つのはどうも地元の人達。
残念ながら部屋からは海が見えないけど、雨上がりの夕日は綺麗。
なぜか、何だか、変な感じ。
悪くはないんだけど、どこか何となく古びてて、飾り気がなさ過ぎる。
夜まで時間があったから、ウロウロしてみてわかった。
敷地はかなり広くて建物も何棟もあるんだけど、
使われてるのは半分くらいみたいなのだ。
レセプションの隅に置いてある模型を見て納得。
多分、当初の計画は壮大だったんだろうけど
途中で何かがあって工事も頓挫してしまい、ずっと部分的に経営してきたのでは、と。
目的はダイビングだったから
海のコンディションを見に、ホテルにある桟橋の方へ行ってみた。
すると、あらら。。
ちょうど引潮の時間で、マングローブの林からもろに見える海岸。
何とまあ、大量のゴミが堆積しているではないか。
タイヤやらペットボトルやらビニール袋やら。。。
それを見た旦那は、大きな溜息をついていた。
遠浅の沖では、数人が釣りをしている。
遠くにマナドのダウンタウン、その向こうにそびえる険しそうな山。
大丈夫か?一抹の不安が。。
さて、今ひとつ英語が通じないレストランで、まあまあの食事をすませ
シャワーをしてベッドに潜り込む。
部屋で Wifi がフリーで使えるのが救いだ。
明日は朝からダイビング、早く寝よう。。。
と、隣の部屋から聞こえる数人の男女の声と笑い声。
騒がしいったらありゃしない。
まあ、彼らも遊びにきて楽しんでるんだから、我慢しよう。
。。。。と思っていたが、11時をすぎても夜中をすぎても収まらない。
堪らず、レセプションに電話。わかった、との返事。
。。。。変化なし。
再度、電話してみる。「お願いだからなんとかして!」
問題を解決するようにいたします、との返事。
。。。。やっぱり変化なし。
大声で「うるさーーーーい!」と叫んだり壁を叩いてみる。
。。。。反応なし。
鼾をかいて寝てた旦那が起きて「どうした?」 ああ、呑気なヒトだ。
これして寝たらーーー、と耳栓を渡され、ようやく眠りについたけど。。。はあ。
さて、翌朝。
夜中まで騒いでた連中、朝は眠いに違いない。
ささやかな反撃に出てみた。
早朝からテレビのボリュームをあげつつ大声で話す。
。。。。ま、反応はないわな。
朝食ビュッフェ会場に行ってみると
昨日、団体で来ていた地元のオジサン達が一斉に部屋に帰るところだった。
と、あらら。何も残ってないんだけど?
カラカラに乾いた食パンと、スイカ。鍋底に少し残ったお粥。おいおい。
オムレツだけは作ってくれたから、コーヒーとカラカラ食パン、スイカで済ます。
料金が特別安いわけでもないし、この辺りで、いい加減腹がたってきた私である。
ダイビングに出発するのは9時で多分帰ってくるのは2時は過ぎるはず。
でも、部屋にあった書類にチェックアウトは11時と書いてあったので
朝食後、荷物をまとめて早めにレセプションに行った。
そうしたら、あれ?もうチェックアウトするの?とびっくりされた。
まだ、昨夜の夕食の費用もダイビングの費用も来ていないから計算できない、という。
それに、ダイビングから帰ってくるまで部屋は使っていいとのこと。
で、ベルボーイを呼んで荷物を戻してくれた。その間ずっと、笑顔。
そういうサービスは迅速で気持ちがいいんだよね。と怒りがひっこんでしまう。
というわけで、味のある年齢不詳のダイブマスター、数人の客とともにボートダイブに向かった。
午前中は満潮なので、昨日のごみは見えない。
でも、この下には。。。と思うと複雑な思い。
ボートで小一時間、国立公園であるブナケン島付近にアンカリング。
天気はピーカン、ああ、なんて綺麗な海なんだ。
海底の珊瑚が船の上からでも見える。
水中でも、昨日の雨を考えれば透明度はかなりいい。
浅瀬から急にドロップオフになっていて、かなり魚影も濃いし生き物の種類も多い。
久しぶりの綺麗な海に、かなりテンションがあがった。
2本目までの休憩に、ブナケン島に上陸することになった。
上陸料を払って桟橋を島に向かったのだけど
ここでもやっぱり、潮が引いてきたのかごみが目立つ。
せっかくの海が台無しだ。
島では、地元の人が屋台でみやげ物や食べ物を売ってたりする。
ああ、哀しいかな、清潔感がなさすぎ。
桟橋から離れたリゾートまで行けば綺麗なのかもしれないけれど
これは、あまりにも哀しすぎる。
国立公園なのに。
きれいにしようという気がないのか、次から次とごみが流れてきてこれが限界なのか。
島にいると気が滅入るので、早々に船に戻って昼寝をした。
さて、2本目。
ウミガメがあっちにもこっちにも。
やっぱり海の中はきれいだ。
ホテルに戻って着替えを済ませ、支払いも済ませて
さあ、どうやって今日の宿に行けばいいんだろう、と聞いてみたら
送ってくよ、と言ってくれる。
タクシーで行こうかと思ってたくらいだから、
まあ費用がかかってもいいかと思っていたけれど、ただでいいと。
ほんと、基本的にスタッフはみんなフレンドリーだし、親切だし、いい雰囲気なんだけど。。。
そしてまた、でこぼこの道を、牛車を追い越し、鶏をよけて車は進む。
数十分後、はだしの子供達が走り回る集落に入った。
トタン屋根、土間の平屋。
外に干した洗濯物。
玄関先に並べた椅子に座っておしゃべりをしている女の人たち。
と、突然、背の高い長く続く塀が見えた。
車は、塀沿いに曲がり、鉄格子のような門の前で止まった。
どうも、ここが今夜からの宿のよう。
送ってくれたスタッフにお礼を言って、門の中に入る。
ああ、別世界だ。
ここは、外国人用の(地元の人にとっては)高級リゾートなんだ。
なんだか急にほっとした。
ニホンジン(先進国の人間)でよかったと思う瞬間。
部屋は、海の目の前。
海に臨むバスタブもある。もちろん、ドライヤーもあるし金庫も使える。
電気蚊取器に、おおきな飲料水のタンクだって。
ああ、昨日の一泊だけでよかった。。。
プププ・・・ごめんやけど、前半戦笑ってしまったわ~
返信削除災難やったね~プププ
でも、海キレイじゃ~ん。前日の干潮は見なかったことに。
2本目までの休憩もずーっと船の上で寝てたことに。
わ~ん、ダイビング懐かしいわ~
1本目が終わって2本目までの休憩時間って好きやったわ
1本目の余韻に浸って、体がひんやりと冷たくなって、ちょっとだるい感じて眠くって、ぼんやりとリラックスした
あの感じを思い出しちゃった~
次回、高級リゾート編を期待してます!
いやはや、なんとも。
削除今だから笑えるけど、当日は悲惨だったよ。
また一緒に潜りに行こうよ。
近場の海でも、K氏のところにでも。