2013年1月26日土曜日

Holiday in Melaka III

さて。

訳あって、またまた訪れることになったマラッカ。
バスを予約しようと検索してみたら、1月に入って年末よりも便数が激減。
むむむ。
スケジュール的に無理だったから
往復、別々に取ったけれど、年末よりも随分安い。
どうも、やっぱり、年末はハイシーズンだったみたい。。。

冷たい雨が降り始めた当日の朝、
あまりの寒さに、いつも映画館で着るパーカーを羽織ってでかけた。
ワンピースの下にレギンス。
使い捨てカイロもバッグに入れて寒さ対策バッチリ、と。

さて、バスに乗り込んでみると、乗客が10人くらいしかいない。
半分以上の席が空いている。
うーむ。この間と全然チガウ。

出入国もスムーズに通り過ぎ、順調にマレーシアの高速道路へ。
ガンガン飛ばす運転手が突然、フリースを着始めた。
そう、エアコン効きすぎ、寒すぎ。
表示がついに19度になるまで室内温度は下がり続けた。
ありえーん!

ドライブインでの休憩で少しは暖まれるかと思ったけど
ここも雨続きだったようで気温が低い、冷えた身体は冷えたまま。。
寒い。寒い。早く降りたい。寒い。降りたい。寒い。サムイ。サムイ。。

ここでカヤパフ(ベビーカステラみたいなの)を買い食い

出発から約4時間、ホテルに到着。
部屋に入ってすぐにバスローブを着てベッドに潜り込み体を温める。
それでもなかなか温まらないので、温かいものでも食べに行こうと。

で、また、アッサムラクサ♪

揚げたての fishcake が旨ーい
エアコンの効いてない店内ですっかり汗だくに

急に気分が良くなって町歩きを始めたら
何だかいろいろお買い物してしまい、気付けばもう夕方。
これ以上外に居たら、お金が無くなってしまふ、とホテルまで帰り、この日は終了。

それにしても、年末の時とはうってかわって町が静か。
相変わらず観光客は多いけれど、人数は半分くらいかも。
年末にはガンガン音楽を鳴らしていたトライショーも
今回轢いていたのは年配の人ばっかりで
たまに音楽を鳴らしていても演歌チックなものばかり。

これが本来のマラッカなんだ。どう考えても人が多すぎたし煩さすぎたもの。
こっちの方が断然いいなぁ。


翌日は、朝から川沿いに散歩してみようということに。

海洋博物館の横から川に沿って綺麗に整備された遊歩道を歩いた。

その昔、香辛料を求めてやってきた
ポルトガルの交易船

サインの地図を良く見ると
今のマラッカの町の多くが
埋立地だということがわかる

この日はよく晴れて、気持ちがいい。。。。。というか、暑すぎ!
たくさん往来しているリバークルーズを横目に、サングラスに日傘でテクテク。

 

レトロなポスト
 
 

 


橋になんか刺さってるし・・・

リアルト橋みたいなのとか

日向ぼっこしてるオオトカゲとか

帽子を被った橋とか


対岸には、古いマレー式住居の集落が。

 
 
 

博物館があるのだけど、全くやる気ナシ
お留守でした。




ホームステイもできるそうです
後ろにはそびえたつ新しいコンドの影

 
とまあ、こんな感じで歩きまわって疲れました。
 
名物のチキンライス(ご飯がボール状)を食べたけど
マラッカで食べたチキンライスって、何故かどこのも骨だらけで身が少ない。
胸肉、腿肉はどこへ行った?!
ま、これでMR4(約120円)だから文句は言えないか。。。

 
ボール状にするためにご飯は柔らかめ
パラパラのご飯の方が、私は好きだな

いつも混んでる店内

帰りのバスも、問題なく4時間でシンガポーに到着。
年末と、今回の往復、全部違うバス会社のに乗ったけれど
今回の帰りのが一番丁寧で、どこで停車するとか予定到着時刻とか
入国カードの説明までしてくれて
なんで同じ値段なのにここまで違うのか、と不思議になった。

2度目で土地勘もついて、ゆっくり散策できた今回、
持って帰ってきた一番のお土産は
奮発して買ったビーズのサンダルと、いまだに引きずっている風邪。。。。。。ズルッ





2013年1月25日金曜日

Holiday in Malaka II

こないだのマラッカ小旅行には続きがあって、
翌日は、一応、観光スポットを廻っておこうということになった。

まずは、気になっていた「マラッカ王宮博物館」


14世紀に建てられた王宮を再現したもの。
木造で、釘は一切使っていないそう。

中には、お人形がいっぱい。

王様の謁見を再現したのや

民族衣装がずらーーーっと並んでたり

ジャック・スパロウみたいなやつとか

音楽隊とか

それにしても、シンガポーで見かけるマレーの人達は、みんな短髪でさっぱりしてるのに
この博物館に展示されてる男衆はみんな、ロン毛でとってもワイルド。
マレー人に対するイメージがかなり変わった。

王宮博物館のすぐ横は「サンチャゴ砦」。
ポルトガルが16世紀に建てた城壁のゲートの一部だそう。
古いものがよく残っているもんです。


左がサンチャゴ砦、正面が王宮、
右には、写ってないけど「独立記念博物館」

砦の後ろは小高い丘になっていて、
丘の上には、あのザビエルさんが居たという「セント・ポール教会」の跡。


こういう廃墟は、なぜかゾクゾクする

教科書のイメージとはちょと違う、F. ザビエル氏。
像に右手がないのは諸説あるそうで。
丘の上からの眺め
右のタワーは観光用。
こんなのが昔、大阪万博にもあったような。。。

さて、ザビエルさんといえばもうひとつ。
その名も「セント・フランシス・ザビエル教会」。
19世紀に、ザビエル氏の偉業を讃えて建てられたそう。
シンメトリーが美しい。
ちなみに、ここに、鹿児島から来た「アンジロー」という1人の日本人の像もある。
ザビエルさんが彼と会ったことが、日本に布教にくるきっかけとなったらしいとのこと。
歴史は、いろんな偶然の重なりでできあがっていくものなのだ。


前の道路は、交通往来が激しい

教会ついでに。

チャイナタウンの方に、
イスラム教モスクとヒンズー寺院と仏教寺院が並んで建っている場所がある。
シンガポーでも、お馴染みの光景。
異なる宗教が仲良く共存しているって素晴らしいことだと思う。

これは、「カンポン・クリン・モスク」。
モスクには見えないけれど。
1868年、つまり明治元年にインド人イスラム教徒が建てたそう。
塔も、仏教のパゴタのような不思議なスタイル。
 
お祈りの時間を告げる放送が
この塔から聞こえる。
間違いなくモスクだ。

さて、3日目の午後2時半、またバスでシンガポールへの帰途についた。
けれど、マラッカ市街は大渋滞。
ピックアップに数箇所のホテルに廻り
ようやく市街を抜けて高速に入ったころには、既に2時間が過ぎており。。。

結局、Golden Mile に到着したのは9時半過ぎ。
途中休憩、出入国を含めて、なんと7時間もかかった。
座ってるだけと言えばそうなのだけど、とにかく疲れた。

こんなに大変なんだったら、もう行けないなぁ、と思っていたのだけど、
どうも年末で、クリスマス前で、
しかも学校の休み中の週末に行ってしまったのが悪かったようで。
タクシーの運転手も、1月になったら閑になるんだーと言っていたというのを聞いた。

いやはや。

なんとも。




2013年1月17日木曜日

Delicacy of Penang

マレーシアはペナン出身の友人からお土産をもらった。
ナツメグの果実のスナック。
リコリスで甘く味付けがされていて、シャキシャキと硬い梨みたいな食感。



ナツメグといえば、
だいたい肉料理かポテト料理、カレーなんかに使う茶色い粉、というイメージしかない。
たまにクッキーとかホットワイン、エッグノッグなんかにも入ってたりする。
産地であるペナンでは、果実を砂糖でコーティングしたものをアイスカチャン(マレーシア風カキ氷)のトッピングに使うらしい。

はたまた、ジュースにしたりもする。

さて Wikipediaによれば・・・

原産地はインドネシアのバンダ諸島で、19世紀半ばまではそこでしか採れなかった。
香料としてだけでなく薬品としても使用されるようになったナツメグをめぐり
16世紀以降、ポルトガル、オランダ、イギリスなど欧州列強国の間で
血を血で洗う激闘が繰り広げられた。
19世紀に入って、イギリスがナツメグの木を
スリランカ、ペナン、インドネシアのベンクーレン、シンガポールに植樹したことがきっかけで
世界中に広まることになる。
(そういえば Orchard の ION 前に、でっかいナツメグのオブジェがありますねぇ。)
今でも世界のナツメグの7割以上がインドネシア産だそうだ。

漢方薬として胃腸や頭痛の薬としても使われるらしいこのナツメグ
実は毒性があるそうで、なんと10g以上摂ると危ないらしい。
動悸やめまい、痙攣、幻覚をひきおこしたりするという。

スパイスになるのは、種子とその薄皮部分なので
果実の部分は大丈夫ということなんだろうか。。。。と、心配になる私。

もらったお土産の箱に、注意書きは特にない。
それどころか、「健康によい」と特に効能も特定せずにシレッと書いてある。
くれた友達は、「喉にいいのよー」と言っていた。

まあ、とにかく食べ過ぎなければいいだろう、と。
ただ、この香りってクセになるんだよねえ。
そのうち幻覚が見え始めたりするんだろうか・・・。ヤバイヤバイ。

2013年1月8日火曜日

A Hot Day of New Year




明けましておめでとうございます。

2013年になってしまいました。
これでもう、シンガポーに来て3回目のお正月。
月日の経つのが、早い、ハヤイ。

年末からマラッカに行ったり、日本から旧友が来たり
お正月の準備やら掃除やら、大洗濯大会やら結構忙しくしていたのだけれど
ここ数日、雨も降らず、ふと突然のように時間が空いた昨日は
一説によると、気温が35度にまで上がったらしい雨季にしては珍しいくらい暑い日だった模様。
そんなこととは露知らず、昼間っから出歩いてしまった私。

なぜか、アナタハモットマエニススムベキ、などと友達に強く薦められたり
未だにワカラナイことが多すぎるのを自覚していたりで
しばらくサボっていたお勉強をそろそろ再開しようと思い立ち
学校にコースの申し込みをしに出かけたのが運のツキ。

年明け最初の授業の日だったらしく
異常に混んでた学校の受付で、待たされること40分。
出直そうかとも思ったけれど、うちからちょっと遠いのでここは我慢。
ああ、こういうとき、車があればなぁ。(あるけど運転禁止されてるし)
お昼も過ぎてしまって、お腹もぺこぺこ。

で、どうしてもこれが食べたくなって、Suntec City まで。
またまたアッサム・ラクサ。

Assam Laksa & Rojak(behind)
 
酸っぱくて辛くて魚っぽくて麺がモチモチで、なぜか病みつき。
前に空港の店に行ったことのある Gurney Drive というお店だったのだけれど
期待しすぎたか、イマイチ。
本場のペナンやマラッカで食べたのが美味しすぎたのかもしれない。。。うーむ。
 
なんとか再現できないかとレシピを探してみたことがあるけれど、
タマリンドのペーストだのベラチャンというエビだしの素だの太い米麺だの
ぜったい日本で入手できなさそうなものばっかり書いてある上に
鯵とか鰯とかを下茹でしてからまた煮てとかなんとかかんとか・・・
メンドクサスギル。
 
ビルのあちこちがリニューアル中のせいか
店内はエアコンがかかってなくて、すっかり汗まみれ。
ふらっと外に出てみたら、結構風が強くて爽やかだった(ように感じた)から
そのまま散歩して帰ることにした。
 
雨季だというのに、ものすごい天気がよくて
腕やおでこがジリジリする日差し。
なんか、気持ちいい。
 
シンガポールって、観光地やビジネス街はすごくきれいで最先端という感じだけど
ちょっと外れるとまだまだ昔っぽかったりするし、小汚いところもいっぱいある。
でも、不思議と、この強い日差しの下では全てが浄化される気がする。
 
 
 
古くて薄汚れたShophouseの下は
配管屋さんとか電気屋さんとか
古そうなマネキンがディスプレイされてる
コスプレのお店とか
いろんな色のShophouseとか

 
学校帰りの
可愛らしいムスリムの女の子達だとか
 

自分が下町で育ったせいなのか、下町の雰囲気がやっぱり好き。
お店で上半身裸で作業してたり、大きな荷物を配達して廻ってたり
かと思えば、食べ物屋が一日中人で溢れたり。
何か好きだなぁ。
 
いやはや、そんな風に歩きまわってたけど、外は35度。
すっかりへとへと。
家にたどり着く前に、フットマッサージに寄ってしまった。
 
何かいいなあ、この感じ。
暑いけど、やっぱり晴れの方が気持ちいい。