MRTを乗り継ぐのが面倒なので、クラーク・キーから川沿いのプロムナードを歩く。この辺りは観光スポットでもあり、レストラン街でもあり、官庁街でもある。小奇麗でごみひとつなく、川風が吹いて気持ちがいいのでジョギングをする人も多い。
さて、オフシーズンで平日のせいか、ツアー参加者は私だけ。ガイドは最近始めたばかりだという在星4年目の女性だった。こんなボランティアも大変そうだけどおもしろそうかも。
ネオ・パラディアン様式の立派な建物は、もとは政府の庁舎として19世紀に建てられ、博物館として利用され始めたのは2003年から。多民族国家シンガポールの国民が、お互いの文化を知るために作られたという。
東南アジア、南アジア、西アジア、中国の4地域に分けて展示されており、展示物は1300点以上。仏像、コーラン、生活道具や衣類まで、かなり見ごたえがあった。仏教、ヒンズー教、道教、イスラム教、土着の精霊信仰まで宗教も様々なら文化も考え方も様々。それでもシルクロードや海を超えて貿易をし、互いに影響し合っているのが面白いと思った。ガイドの方と話すのも楽しくて、予定時間を随分超えてしまったくらいだ。
お昼を過ぎたので、前から気になっていた川沿いのレストランでランチ。我慢できずに生ビールとダック・カレーをたのんだ。美味しい。風が心地良いテラス席で、鳥のさえずりを聞きながらぼーっとビールを飲む。なんて贅沢な時間。旦那はいまごろ社食で中華をかっこんでいることだろうに。
この辺りはもういつも通っている学校の近くなので、いつものバスに乗って帰る。暑い中たくさん歩いて疲れたのでタクシーに乗ろうかとも思ったけれど、今日はお金を使いすぎかな、と。冷静に考えれば、日本で普段使っている金額よりも少ないくらいなのに。本当にこの国にいると、だんだん金銭感覚がねじれてくる。
さすが、色々出歩いてますね!しかもOLDTOWNいったんすねー。
返信削除なかなかおいしいでしょ。なんともいえん苦さと甘さが。
スリランカから帰りましたー。
お帰り~!
返信削除また土産話聞かせてねん♪