さて、空白の1ヶ月間何をしていたかというと
恥ずかしながら試験勉強。
今更ながら、シンガポールでは公用語のひとつが英語。
その他に、中国語、マレー語、タミル語(南インドの言葉)がある。
国民の70%が中華系で中国語を話す人が圧倒的に多いのだが
外国人の多いこの国では、やはり英語が基本。
が、実のところ、生活をするだけではそんなに英語ができなくても、そうは困らないのがこの国。
(あえて言えば苦情を言いたいときくらいかな?)
とはいうものの、日本で接する英語の多くが American English なのに比べて
かつてイギリス統治下にあったシンガポールでは British Einglish が使われているので
この際、ちゃんと British English を勉強してみようかと思って
学校に通い始めたのが去年のこと。
そこで何の因果か、ちょうどいいのがなくてなんとなく入ったクラスが
Cambridge 大学 ESOL(English for Speakers of Other Languages) の
CAE(Certificate in Advanced English) 受験準備コースだったわけで。
それまでのコースは、何となくお気楽に時間潰し感覚で授業に出ていたのだけど、
さすがに受験コースだけあって試験問題をどんどんやらされるし、覚えることだらけ。
Writing と Speaking では、自分の考えを表現しなくてはいけないという面で
TOEIC なんかよりずっと大変だし、英語を使う本当の能力を試されると思った。
TOEIC は、何度か受験してるとだんだん慣れてきて
なんとなくスコアも上がってくるし。
一応、私の母校は、在学当時でも英語教育ではそこそこ進んでいたはずだけど
そもそも、日本の英語教育なんて「ちょっと表面だけ」みたいなもので
ヨーロッパ諸国に比べれば、言語環境の違いも大きければ、英語能力の差も大きい。
面白いのは、彼らはとても流暢に話すくせに、文法が苦手だったり読み書きが苦手だったりする。
全く言語が異なるアジア人の場合、これが全く逆。で、私もそう。
翻訳をしていることもあって、読み書きはだいたいできるけれど、話すことが実は苦手。
特に、会社勤めを辞めて、家に独りでいることが多くなってから
日本語で話すことさえ怪しくなってきたくらい。。。アワワワワワ・・・
というわけで、6月初旬の試験に向けて約1ヶ月間、
絵画教室もお休みして試験勉強に専念することになったわけ。
が。
この歳になって、そうそう集中力も続くわけもなく
覚えたものはすぐに忘れてしまい
British アクセントに悩まされ
まあ、毎日1時間勉強できればいいところ、と言った感じ。
けれど、ビンボーショーの私、受験料がSD420(約27000円!)と高額なのがもったいなくて
それだけのために(笑) 結構、必死ではあったわけで。
そんなこんなで、Speaking 以外の科目(Reading, Use of English, Writing, Listening)を
約5時間かけて一日でやってしまおうっていう過酷な受験を乗り越え
(はっきり言って、硬い椅子の上で私は腰痛になった)
なんとか合格できました。パチパチ
予想通り、読み書きの出来がAだったのに比較して、Listening と Speaking の酷さが目立って
とても満足できる出来とは言えないけれど、ま、合格したんだから、ね。
CAEの認定が嬉しいことは当然だけど
今回得られた一番の宝は、一緒に勉強したクラスメイト達。
みんな、任期が終われば母国に帰っていく人たちで
同じ日本人だって、地方が違えばなかなか会えないし、また他国へ赴任ということもある。
なんだかわからないけど、こうして縁あって会えた人たちを大切にしたいなぁと思う。
・・・試験の後もう1ヶ月以上も経つというのに、すっかり私は燃え尽き症候群状態です。
おめでとー!!
返信削除集中力が続かない・・・とか、覚えたものはすぐ忘れる・・・うんうんわかるわかる。
でも私のレベルとは違うわ~
合格したことももちろんだけど、お友達ができたなんて、
頑張ってチャレンジした分はちゃんとご褒美があるね
かめちゃんももっと頑張らないとね~
あんがとーー!!
削除そろそろ行動開始しないとーと思うんだけど、どうもこの気候だとぼおおっと過ごしがちですわん。
試験勉強で覚えたことも、既に忘却の彼方へ。。。やーねぇ。